自室にLANコンセントを自分で作る方法
光コンセントが自室以外にあって、自室のネット環境はWi-Fiのみって人が多いのではないでしょうか??
自分の部屋にひかり回線を優先で引きたい!でも家中LANケーブルがむき出しで張り巡らされているのはちょっと嫌だな。
って思っている人は、ぜひ自分の部屋にLANコンセントを作ってみてはどうでしょう。
この記事を読めば、どのような手順で引けるかわかります!
やり方さえわかれば簡単に作れるので安心してください。
前提条件は
- 一軒家に住んでいる人
- 光回線の環境である人
- 既存の光電話を使用してて、既存の電話モジュラジャックを使用していない人
の3点です。
自室に有線でネットを引きたい!
「せっかくプログラミング始めるなら、ネットに公開とかできるといいな」
そう思い、まずは自室の環境を作ることから始めました。
自宅にはWi-Fiの環境はありましたが、どうせなら自室に有線でネット環境を整えたいなと思いました。
LANコンセントを作ろう!(正式には情報モジュラジャックというみたいですね)
空のCD管があるか調べてみよう
そこでいろいろ調べた結果、家には配線を新たに通すための空のCD管というのがあることが多いみたいです。
コンセントや電話モジュラジャックのパネルを開けてこのオレンジの管が通っていれば、その管がどこからどこに繋がっているかを調べてみましょう。
CD管を使ったやり方は紹介している人が多数いるのでそちらを参考にしてみてください。
ちなみにパネルの中はドライバーさえあれば簡単に見れます。
空のCD管が自室までつながっていそうなら、ONU(光モデム)からLANケーブルを通せばOKです!
しかし、これがない家もあります。実際に僕の家にはこれが通っていませんでした。
電話線が使えるんじゃないか
そこで諦めきれなかった僕が次に目をつけたのが、電話線です。
もう光電話にしてるし、既存の電話モジュラは使ってないから、電話線が通ってる管を使えばいいのではないかと思いました。
で、改めて電話モジュラジャックを見てみると、僕の自宅の電話モジュラジャックパネルには番号は振ってありました。
これまで生活してきて、まったく気づきませんでした。
なるほど、電話線が通っている管はこの番号で管理されているんだな!
電話線は数珠繋ぎ
その番号を見つけたとき、僕はある勘違いを起こしました
「家のどこかに電話線の大もとがあって、そこから番号ごとの管が伸びているのだな!」
その大もとを探し続けました。
天井裏に入ってみたり、1階と2階の間に潜ってみたり、配電盤(ブレーカーがついてるパネルです)を外してみたり。。。
一向にその大もとは見つかりませんでした。
そこで改めて調べてみると、電話線は数珠繋ぎになっているらしい!
つまり、1番のモジュラと2番のモジュラが繋がってて、更に2番から3番に繋がってて、というのを繰り返しながら家中に行き届いているのですね。
ONUから自室まで直接通そう!具体的な手順
ONU(光モデム)から直接自室まで、電話線の管を使って通せばいいのですね。
手順はこちら
- ONUから一番近い電話モジュラジャックから、自室までの電話線の経路を確認
- 通線ワイヤーを使って順にLANケーブルを通していく
- 自室でLANコンセントを取り付け
自室までの経路を確認
これはもう地道に探すしかないですね。僕の家は幸いにも番号が振られていたので、どこがどこに繋がっているかわかりやすかったです。
家の電話モジュラジャックのパネルをすべて開け、電話線を引っ張って動くところを見つけだしていきましょう。
ちなみに、光回線を引いて光コンセントを引くための線もこの電話線の通っている管を使用していることが多いみたいです。(我が家はそうでした)
通線ワイヤーを使ってLANケーブルを通していく
経路がわかったら、実際にLANケーブルを通していきます。
その際に用意するものは
- 自作用LANケーブル
- 通線ワイヤー
LANケーブルは長距離必要になるので、自作用の端子がついていないものを使用します。
長さが足りるのであれば出来上がった端子がついているものを切ってもいいのです。
ただし、端子は一度切り落とさないと管の中を通りません。
通線ワイヤーについても、すずらんテープなどで代用できる場合もあるのですが、既に電話線が通っている管にLANケーブルを通すので、通線ワイヤーの使用をおすすめします。
自室まで届いたら、LANコンセントの取り付け
自室までLANケーブルが届いたら、LANコンセントを取り付けます。
ここで使うのが
- 情報モジュラジャック
- 皮むき工具
- 成端工具
- ニッパー
モジュラジャックの配線は調べると簡単に出来るので、詳しくは検索してみてください。
- LANケーブルの皮をむき、モジュラジャックの部品に通す。
- 成端工具で部品をカチカチっと固定。
- 色分けされた8本の線を決められた場所に配線。
- 余分な線を切り落とし、成端工具でカチッとはめて完成!
コネクタの取り付け
ONU側ではコネクタを取り付けなければなりませんね。
使用するのは
- コネクタ
- 圧着工具
こちらも調べれば簡単に出来るので、詳しくは検索してみてください。
- LANケーブルの皮をむく。
- 色分けされた8本の線を順番通りに並べる。
- 8本の線を切りそろえて、コネクタに挿入。
- 圧着工具でかしめて完成!
これで快適なネット環境をあなたの部屋にも準備完了です!
- 配線にはAタイプとBタイプの2種類がある。モジュラ側とコネクタ側で同タイプにすることに気をつけよう。
- LANケーブルには様々な規格が存在するので、自分に合った規格のケーブルと、それに合うモジュラやコネクタを使おう。
- 通電テストはしないと、後で断線などわかると絶望します。テスターを準備しよう。
以上が電話線を使って自分でLANコンセントを取り付ける方法です。
LANコンセントの作成が難しければ、電話線で引っ張ったケーブルを直接目的の機器へ繋いでもいいかもしれません。
LANケーブルの配線に困っている人のヒントになれば幸いです。
「うちもLANコンセント作れる?」という疑問をお持ちの方がいれば、質問してください。
出来る限り力になります!